採用
2025.06.18
「ゆったりとした時間のなかで、多職種それぞれの視点で協力し合い、子どもたちと向き合える職場」
Buranoスタッフ座談会
Buranoでは、より多くのお子さんの受け入れを目指して、複数ポジションでスタッフを募集しています。
今回は、Buranoで働くスタッフ4名で座談会を実施しました。多様なバックグラウンドを持ちながら中途入職した4名それぞれの視点から、職場としてのBuranoの特徴などを語ってもらいました。スタッフが口を揃えて「これからもここで働き続けたい!」というBuranoの秘密をぜひご確認ください
座談会参加者:
早乙女朋子(看護師兼管理者(常勤)・入職8年目・前職病院勤務)
百戸由佳(保育士(常勤)・入職7年目・前職保育園勤務)
小野寺夏音(介護福祉士(常勤)・入職5年目・前職高齢者デイサービス勤務)
竹内真由美(児童発達支援管理責任者(非常勤)兼理事・入職8年目・前職知的障がい者入所施設勤務)
ー様々な職場からBuranoに転職して感じる、Buranoの特徴は
竹内)Buranoの職場の環境、雰囲気は不思議なくらい良いなといつも思っています。私は今Buranoでは週2,3日勤務のパートとして働いていますが、以前は知的障がい者の入所施設で正社員として働いていました。福祉の業界ではパートが多く活躍していますが、当時はパートの方がお子さんの体調不良や家庭の事情などで急なお休みをとられると、正社員にしわ寄せがくるように感じてしまい、私も含め正社員はイライラしてしまったり、「またお休み?」というような雰囲気を出してしまっていたように思います。
小野寺)分かります。私も以前は身体障がい者の入所施設や、高齢者のデイサービス施設等で働いていましたが、同じようにパートさんが多く、お休みされるたびに、職場の雰囲気がどんよりとしていましたね。
竹内)私の場合は、その後子どもを授かり、子どもが医療的ケアを必要とする子だったこともあり退職し、ご縁あって今に至っています。自分の立場がガラリと変わり、こうして働くなかで、やはり子どもの体調などに応じて急な休みをとらないといけないことが起きますが、Buranoではみんなが快くお休みを受け入れてくれているように感じます。お休み明けも、やっぱり申し訳ない気持ちで出勤するのですが、「〇〇ちゃんは大丈夫?」と声をかけてもらえたり、本当にあたたかい人が集まった職場だなと思っています。なんでこんなにあたたかい職場なのか、不思議に感じるくらいです(笑)
小野寺)余裕のある人員体制が作られているのも、大きいのではと思います。私のこれまでの職場もそうですが、入所施設等では数十名の利用者さんを一人で担当するようなケースが多く、常に皆駆けずり回っていたような印象があります。一方、Buranoではお子さん一人に大人が一人つくようになっているので、みんな心に余裕があり、時間がゆったり流れているように感じます。一人ひとりのお子さんとしっかり向き合うことを大切にしているBuranoの考え方が、実態の支援体制にも反映され、スタッフにもしっかりと浸透しているのではないかと思います。
早乙女)その日の予定に関しても柔軟に対応できる点も、理由のひとつかもしれません。その日絶対にその予定をやらないといけないような状況だと、どうしても予定をやるために無理が生じたり、予定通りにできない時にストレスを感じたりもしますが、Buranoではその日の子どもたちの様子はもちろんのこと、人員体制や天候等に応じて、スタッフで話し合って、必要に応じ柔軟にその日の予定を考え直し対応することができています。
百戸)以前、天候がイマイチな日に、看護師さん同士で、その日のお出かけの予定を決行するのか否かで議論していたこともありましたね(笑)。お出かけしないとなった場合に、お出かけと同等の体験になるようなお部屋遊びを考えるのは私の仕事です。リスクを排除しすぎても子どもの発達が疎かになる、リスクをとりすぎて子どもを危険に晒すことは絶対にあってはならない、この狭間で、どれが正解かは分からないけれど、みんなで話し合いながら、これが一番だと自分たちで信じられる選択肢をとりながら、そこでのベストを調整していく、そんな柔軟性がある職場でもあると思います。
ー様々な職種が集まる職場だからこその難しさと楽しさ
早乙女)様々な職種で、バックグラウンドも全く異なる人が集まっているからこそ、話し合いながら作り上げていくことができる点も、Buranoという職場の魅力のひとつですね。とはいえ、当初からそれができたのかというと、そんなことはありません。私自身も入職当時、理事の秋山から、「早乙女さんは、伝えたつもりでも伝わってない、相手に違う伝わり方していることがあると思うよ。」と言われたことがあります。病院勤務が長かったので、以前は看護師同士で話をすることがほとんどで、たまに先生と話をするくらいの狭い世界でコミュニケーションをとってきましたが、Buranoでは職種も年代も様々な人とのコミュニケーションが必要です。職種やその人のバックグラウンドによって、大切にすることが違ったり、コミュニケーションのスタイルも違うことがあると新しい気づきをもらえた瞬間だったと思います。
百戸)私も、以前は保育園で10年以上働いていたので「あれがさ~」などで通じることが多かったのですが、Buranoではそうはいかないので、最初は戸惑うこともありました。前職の人からは、看護師と保育士が価値観の部分で交わることはないよと言われたこともあります(笑)。でも、Buranoで働くなかで、みんな子どもにとって何が良いかを考える気持ちは一緒で、考え方ややり方が違うだけだと気づいたんです。Buranoでやっている研修などもその理解を深めるきっかけになったと思います。
早乙女)職種ごとに違うことに加え、同じ職種であっても、人それぞれで違う点もありますね。同じ看護師でも、やっちゃえ派と慎重派がいたり。職種はひとつのカテゴリーであって、「この職種の人にはこういう傾向がある」というようなことは一定あると思いますが、結局は一人ひとりの考え方や大切にしていることをどれだけ理解しながらコミュニケーションをとっていくのか、というのが大事なんだと思います。
百戸)少し話がそれますが、同じ看護師さんでも注入の仕方も人によって違ったりしますよね。私はBuranoに来るまで注入なんて見たこともなかったので、いろんな注入の仕方があるというのも新鮮で、入職当初は発見と驚きの毎日でしたね(笑)
竹内)みんながみんなを受け入れる土壌がしっかりとあるから、ちょっとした思いつきで「こんなことやりたい!」と言ってみても、まずは必ず「それいいですね!」と言ってもらえる安心感があります。それをどう実現できるかを、いろんな視点から意見を出し合って形にしていく作業が、本当に楽しいですね。
小野寺)私も、Buranoに来てもう5年目になりますが、まだまだやりたいこともたくさんあって、これから先もずっとBuranoで長く働きたいなと思っています。自分でもこんなに長い間働くことになるとは思っていなかったので、ちょっとびっくりしています。でも、採用のときからなのか、入ってからそうなるのか分からないですが、本当にみんな肯定的ないい人しかいなくて、良い職場だなと心から思っています。これからも新しいスタッフさんをたくさんお迎えしていきたいですね。
ーこの記事を読んでいる方にひとこと
早乙女)写真や記事を見て得られるものと、実際に現場に来てみて感じとるものは、違うと思います。看護師としてBuranoのような職場に入るとなると、先生もいなくて不安やプレッシャーを感じることもあると思います。もちろんそういうものもゼロではないし、子どもを帰すか否か、救急車を呼ぶか否か、など判断が必要になることもあります。でも、実際にBuranoでの子どもとのかかわりを見てもらえると、怖さよりも楽しみの方が大きいと気づいてもらえるのではないかと思います。見学はいつでも大歓迎。小児経験がなくても大丈夫です。ぜひいつでも、扉を叩いてもらえたらと思います!
百戸)前職の先輩から、障がい児保育について教えてほしいと言われることがあったりしますが、私のなかでは、障がい児保育という特別なことをやっている感覚がなく、保育園でやってきたことを活かして、子どもたちと接しているだけなんです。障がい児や医療的ケア児などと聞くと、距離が遠いように感じるかもしれませんが、働いてみると、そんなに身構えなくても大丈夫と感じるはずです。私自身は、ここに来て、どうしたらこの子たちに、同じ年代の子たちがやっていることを経験させてあげられるか、考えるのが楽しくて、一時期は休むのがもったいないと思うほどでした(今はそれがあたりまえになってしまいましたが)。保育園のときに、もっといろいろ考えて保育していればよかったなとも思うくらい、今はとても充実しています。少しでも興味のある方にはぜひ同じような経験をしてもらえたらと思っています!
小野寺)私は別の個別インタビューでもお話したのであまり多くは語りませんが(笑)、私のように医療的ケア児の対応が未経験でも、ここまでお話してきたとおり、看護師スタッフや保育士スタッフと助け合い協力し合いながら仕事ができる環境なので、過度に心配せずに、まずは話を聞いてみてほしいです!
竹内)先ほどもお話しましたが、自分のちょっとした思いつきを無責任に投げてみても、その日いるいろんな職種のスタッフで話し合って形にしていくことができ、その過程がとても楽しいです。それが子どもに還元されて、子どもがその日楽しく帰っていく。こんな循環の一部に自分が携われることを嬉しく思っています。この感覚を一緒に共有できる仲間が一人でも二人でも増えると良いなと思っています。ここはパートでも常勤でも関係なく平等に意見を出し合い、尊重し合い、協力し合える職場です。週1日や2日しか勤務できないという方も、遠慮なく問い合わせしてみてもらえたらと思います!
4名全員が良い職場というBurano。実際に皆長年勤務してくれています。ベテランのみならず、近年入職したメンバーも元気に活躍中です!ほんとかな?と思った方こそ、ぜひ一度直接話を聞いてみてください!
Buranoでは、随時説明会を実施しています。
お申込みはこちらから。その他ご質問やお問合せも遠慮なくお気軽にお待ちしております。
<参加者プロフィール>
早乙女朋子(看護師兼管理者(常勤)・入職8年目・前職病院勤務)
約10年間、病院勤務を経験。小児科で医療的ケアが必要な子どもたちと向き合うなかで、退院後の子どもたちの生活をサポートしたいと考え、病院以外の看護職を探していたところ、当時医療的ケア児のデイサービスを立ち上げようとしていた理事の秋山と知り合い、Burano立ち上げから参画。看護師兼児童発達支援管理責任者、副管理者を経て、現在に至る。
百戸由佳(保育士(常勤)・入職7年目・前職保育園勤務)
10数年間、保育園勤務を経験。療育に関心があり、個別で子どもとかかわる仕事を探していたところ、知人経由でBurano立ち上げの話を聞き、見学を経て立ち上げ2年めから入職。医療的ケア児の経験がないなか、これまでと違う世界に関心をもち、入職後キャッチアップし現在に至る。
小野寺夏音(介護社会福祉士(常勤)・入職5年目・前職高齢者デイサービス勤務)
身体障がい者の入所施設勤務を3年、その後高齢者デイサービスを経て、Buranoへ入職。子ども経験がないなか、子どもの変化・成長を見られる点に魅力を感じ、現場のサポートも受けながらキャッチアップし、現在に至る。
竹内真由美(児童発達支援管理責任者(非常勤)兼理事・入職8年目・前職知的障がい者入所施設勤務)
知的障がい者の入所施設での勤務を経験。その後、出産した子どもが医療的ケア児であったことがきっかけでBurano理事の秋山と出会い、Burano立ち上げに参画。自身が医療的ケア児の親になってみて見える景色が変わり、自分にできることを考えるように。現在は週2,3日、子どもの体調をみながらパートタイマーとして勤務。