採用

2025.04.01

「子どものために働きたい人が働きやすい環境を作る」ことに時間を使う。Burano理事 秋山が力を注ぐ、子どもたちのためのスタッフチームづくり


Buranoでは、より多くのお子さんの受け入れを目指して、複数ポジションでスタッフを募集しています。

 

今回は、Buranoを立ち上げ、現在は理事として日々現場を見守りながら新しいチャレンジをリードしている秋山政明にインタビューしました。多様なバックグラウンドをもつスタッフが力を合わせて子どもたちとその家族の欲張りを実現していくBuranoだからこそ、現場運営において大切にしていること、スタッフを採用するときに気を付けていることとは?ぜひご一読ください。


 

ー秋山さんがBuranoの運営において大切にしていることを教えてください

 

まず第一に、子どもたちが社会とつながって、楽しいことやいろんな人と出会ったりしながら、わくわくして生きていってほしい。子どもがそう生きていけると、親も安心して子どもの未来を描けると思っています。これが、Buranoの運営において一番大事にしていることです。

 

それを実現するためには、Buranoで働くスタッフさんが、子どもたちを第一におくことにどれだけフォーカスできるかがポイントになってきます。例えばスタッフ間の人間関係に問題があると、目の前の子どものことよりも、隣のスタッフの顔色を伺ってしまうことがあります。最悪のケースでは、子どもたちの前で誰かの悪口を言ってしまったり。

 

Buranoでは、看護師さんや保育士さん等、前提の異なる様々なバックグラウンドをもったスタッフが一緒に働いています。例えば看護師さんには、医師からの明確な指示のもとに動くという前提があります。一方、保育士さんには、教育という明確な正解がないなかで、子どもたちの自発的な学びを大切にするという前提があります。Buranoに至るまでに経験してきた仕事のなかで作られたそれぞれの前提の違いを認識せずに行動だけを見ていると、お互いに理解ができなかったり、不満をもつことにつながってしまったりします。

 

「子どもたちのために」という想いをもって集まってくれたスタッフが、子どもたちのことに集中して働けない環境は、とてももったいない。Buranoでも、これまでたくさんの壁にぶつかりましたが、それぞれ向き合い、解決してきました。人の行動の前提が違うことを理解する研修を実施したり、全スタッフと定期的な1on1を実施したり、スタッフが働きやすい環境を作ることには時間をおしまずに使ってきました。専門性がない自分だからこそ、第三者的な視点でかかわり調整することができる。これも自分の大切な役割のひとつだと思っています。

 

結果、2024年の春頃から、組織が非常に良い状態になってきた感覚があります。子どもが急変してしまったときに、看護師さんと保育士さんがコミュニケーションを取り合いながら、非常にスムーズに救急搬送できた事例があり、もう大丈夫だと確信できたんです。顔色を見ながら意見するなどの必要がなく、非常にスムーズなコミュニケーションができる関係性だったからこそ、迅速な判断と対応ができた一件でした。

 

今後は、今の良い関係性のなかでも、時には言いたくないことも伝え合いながら、より良い環境をつくっていけるような、さらに一段上の組織としてのあり方を目指していきたいと考えています。お互いを気遣える優しいスタッフが集まった職場だからこそ、時にはぶつかっても大丈夫ということを理解するような経験も積んでいく必要があると感じており、これからそのような研修も企画していく予定です。スタッフが安心して子どもに向き合い、新しい挑戦もどんどんできる。困ったときにはすぐに相談できる。そんな環境をつくるためのサポートに、これからも時間を使っていきたいと思います。


 

ースタッフの入口、採用時にはどのような考え方で対応していますか?

 

採用はとても大切にしています。とは言っても、何か特別な経験が必要だとか、重度障がい者や子ども対応の経験が必須だとかいうようなことではありません。私が大切にしているのは大きく2点で、「子どもたちのために」という軸がぶれない人、そして、人とのつながりや相手のこと、「一緒に働く人」を大切にできる人、です。このふたつがあれば、逆に重度障がい者や子ども対応の経験がなくとも大丈夫だと考えています。

 

「スタッフが働きやすい環境を作る」ことを目的としているわけではなく、「子どもたちのために良い環境を作る」ことが第一。それがあって、「子どものために働きたい人が働きやすい環境を作る」という考え方です。この順番は大切にしています。スタッフさんについても、「子どもたちのため」を優先した考え方ができる人か否かは大切なポイントとして丁寧にお話を聞くようにしています。

 

「子どもたちのために」、そして、「一緒に働く人」を大切にできる人であれば、その人の「やりたい」はどんどん実現できる組織でありたいと考えています。面接の際に、「現職ではこんなことがやりたいのに、組織の制度や考え方などの都合で実現できない」というような話を聞くことがあります。このような組織は避けたい。想いをもった人が、子どもたちのために新しいことにもどんどん挑戦できる、そんな組織でありたいと思っています。

 

また、入社時から、スタッフのプライベートでの環境が変わり、Buranoで働くこととのミスマッチが生じてくるケースもあります。これを放置していると、働く環境や組織への不満につながってしまいます。このような場合は、スタッフとよく話し合いをし、ときにはお互いのために一時職場を離れるという結論に至ることもあります。入口の採用から時間を過ごすなかでも、お互いに無理なく、子どもたちに集中できる環境や状態にあるか、チームが常に良い状態を保てているか、という点にも、常に注意を払うようにしています。

 

ー最後に、この記事を読んでいる方へのメッセージをお願いします

 

Buranoは、子どもたちとその家族が欲張りに生きるためにうまれたプロジェクトチームです。福祉施設だからこれはできない、というようなことはなく、たとえ難しくても、それが欲張りに生きるために必要なことであれば、どうすればできるかを考えて実現していきます。子どもたちやその家族のために、こんなことをしてみたい、という気持ちを叶えられる場でありたいし、それを叶えるためのサポートは全力でします。本当はもっとこんなことをしたいけど、今の環境では実現できない…そんな想いをもっている方には、ぜひそれをBuranoで実現してほしいと思います。

 

みんな最初から経験者なわけではないので、少しでも共感できることがあったり、同じ気持ちだなと思った方は、ぜひ気軽に扉を叩いてみてください。重度障がい者や子ども対応の経験がなくても、Burano以外での経験をしているからこその価値もあります。私自身も、そういった経験がないところからスタートしているし、視点が幅広く多様であればあるほど、子どもたちとその家族を支える網目がどんどん細かくなっていくと考えています。

 

あなたの経験があるからこそ、Buranoで子どもたちのために実現できることがあると思います。

ぜひお気軽に、まずは説明会だけでも、参加してみてください。お待ちしています!

 

日常のやりとりでも感じることですが、秋山が「子どもたちとその家族のため」という前提のもと、いかにスタッフを大切にしているかが改めて確認できるインタビューでした。こんな想いをもったリーダーがいるからこそ、私たちも日々、全力で子どもたちと向き合いながら、新しいことにもチャレンジできています。少しでもご興味をお持ちいただけた方は、ぜひ説明会にお越しください!

 

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