kikka
2025.09.28
「やっぱり重心の子どもたちと関わりたい」--子どもたちの特別な可愛さに癒される毎日
重度障がい児預かりデイサービスBuranoでは、より多くのお子さんの受け入れを目指して、看護師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、保育士、介護福祉士が連携し、お子さまをお預かりしています。今回は看護師の鈴木さんにBuranoへ入職した決め手と療育の楽しさを聞いてきました。ぜひご一読ください。
Buranoに入社した経緯と決め手を教えてください。
私は高校を卒業した後、重症心身障がい児や障がいがある方が対象の福祉施設で働きながら看護学校に通い、准看護師の資格を取得しました。融通が利く職場で、当時は託児所も完備されており、子どもが小さいうちは体調を崩しても安心して休むことができたため、出産後も働き続けることができました。
やがて子どもが成長し手が離れたことをきっかけに転職を決め、もともと関心があった高齢者が通うデイサービスで働くことにしました。
次第に「やっぱり重心の子どもたちと関わりたい」という思いが強くなり、デイサービスを退職し、Buranoへ入職する運びとなりました。
これまでも障がいがある方と関わる仕事をされていたのですね。Buranoへ入職されてみていかがでしたか?
以前は50人以上の利用者さんを少人数のスタッフで担当しており、排泄や入浴、食事の介助に加え、薬の塗布やバイタルの測定など、多岐にわたる業務を担っていました。
そのため「もっと利用者さんと関わりたい」と思っても、いつも時間に追われていてゆっくり対話する時間を確保することが難しかったのです。
こういった経験があったため、Buranoへ来て1人の子どもに対して1人のスタッフがつき、アットホームな雰囲気で和やかに子どもたちと過ごせることをすごく幸せだなぁと感じます。
子どもたちの豊かな表情を間近で見ることができ「今どんな事を考えているんだろう」と思いを巡らせる時間も、私にとって大切な楽しみなんです。
子どもたちと関わる中でやりがいを感じるのはどんなときですか?
活動をしているなかで子どもの表情が変わったり、声掛けに対して身体を動かしたり声を出したりと、子どもたちが子どもたちなりに気持ちをこちらに伝えてくれるときや、自分の思いが伝わったなと感じるときです。
今日もボールプールで遊んでいて、ボールを身体に優しくポンポンポンとかけたときに、びっくりしたのかお口をすぼめて「ほー」という表情になった子がいて。
そうすると今度は、その様子を見ていたお友達が「えっいいの?そんなにボールをかけちゃって大丈夫なの?」と言いたいような、驚いた顔でこちらを見ていたんです。その子にも優しくボールをかけてあげると「あー」と大きな口を開けて、楽しそうにしていました。
子どもたちは周囲の様子をよく観察していて、豊かな表情を見せてくれます。どの子もそれぞれの表現の仕方があり、本当に愛らしくて見ているだけで心が和みますね。
Buranoで働いて5年ほどになりますが、子どもたちがふと見せてくれる表情に毎日心を動かされながら、この仕事の楽しさややりがいをしみじみと実感しています。
自分自身が成長したと感じることはありますか?
これまで身体障がいのある方や高齢者と関わるときには、利用者さんの気持ちや感情を自分ひとりで読み取るしかなく、「本当にこれでいいのかな」と迷いながらも、私なりの解釈で向き合ってきました。
今は保育士やほかのスタッフの声かけを見て学ぶことが多くあります。
子どもの表情を見て「私はこう感じた」と思っても、ほかのスタッフは違う捉え方をしている。そんな場面に出くわすと子どもたちの表情ひとつをとっても様々な受けとめ方ができるのだと実感します。
10年以上障がいがある方と関わってきた私にとっても、良い意味で自分の中の常識が覆される瞬間がしょっちゅうあるんです。こうした試行錯誤の日々が自分自身の成長につながっていると感じています。
この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。
私は重心の子どもたちと関わることが大好きで、日々子どもたちから癒しをもらっています。みんなが楽しそうにしている姿を見るのも嬉しいですし、一緒に過ごせるこの時間が大好きです。
なかには“医療的ケア”や“重症心身障がい児”と聞くと、難しそうとかどう接したらいいか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。たしかにあまり馴染みのない分野なので一歩踏み出すには勇気がいると思います。
けれど、実際に子どもたちと関わってみると、一人ひとりの個性や魅力に心を奪われてしまいます。笑顔を見せてくれたときや、小さな変化を見せてくれたときの喜びは何にも代えがたいものがあるんです。だからこそ、預け先を迷われている方や、転職を考えている方にはぜひ一度足を運んでいただいて、実際にBuranoの雰囲気を感じてほしいと思っています。
私はBuranoが子どもたちにとって安心できる居場所であり、ご家族にとっても、信頼して任せていただける場でありたいと考えています。遊びや活動を通して、小さな成長を一緒に喜び合える。そんな温かな時間をこれからも大切にしていきたいです。
今回お話を伺った鈴木さんは、いつも子どもたちに優しく穏やかに話しかけながら、しっかり目を見て話をしてくれる看護師さんです。今回のインタビューは鈴木さんの、子どもたちに対する愛情がひしひしと伝わってくる時間となりました。
子どもは安心できる雰囲気の中で。家族とは子どもの小さな成長を一緒に喜び合える。Buranoのスタッフには言葉では言い尽くせないあたたかさがあります。少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひお気軽に足を運んでみてください。
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