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2020.05.22
医療的ケア児者とその家族の生活実態調査が公表されました。
このたび、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社さまより、厚生労働省 令和元年度 障害者総合福祉推進事業費補助金の交付を得て実施した「医療的ケア児者とその家族の生活実態調査」の報告書が公表されました。
調査概要はコチラよりご確認ください。
本調査では、
・医療的ケア児者に対して
-提供されているサービスが十分かどうか
-現在の制度で補えている点や不足している点、制度はあるがサービス量が十分でない点
などの実態を把握する上で、家族の生活実態とサービスを紐づけて調査を行っています。
例えば下記のような内容をお伺いしています。
・家族(母親、父親、きょうだい)の現状の負担感
-日常生活の課題や困りごと
-行いたいが行えていないこと
-悩みや不安
これまでの調査との違いは、
子ども達に対するサービスが足りている足りていないの一側面で実態を把握するのではなく、
家族(母親、父親、きょうだい)の生活のありたい姿「理想」をお伺いしながら、現実とのギャップを浮き彫りにすることによって、必要なサービスの質と量に関する課題と家族の実情を明確にし、提言をまとめています。
検討委員会にも各地域で活躍される様々な方が参加され、とても濃い話し合いとなりました。
Buranoからは代表として理事の秋山政明が委員として参加させていただきました。
Buranoは、子どもたちの居場所としての通所事業「titta」に加えて、母親が働くことができる就労事業「kikka」、きょうだいの居場所・遊び場所の「linoha」と家族支援事業を行うことを目的に設立し、日本財団さまより支援いただきました。
これまでのBuranoの積み重ねが少しでも医療的ケア児者とその家族、そして支援をされているみなさんにとって少しでもプラスになればと思い参加させて頂きました。
お声がけをくださった皆様、このような機会を下さり、本当にありがとうございます。
より詳しい内容を知りたい方は、報告書もございます。ご確認ください。
医療的ケア児者とその家族の生活が、今より安心して、
様々な地域の方々と繋がりながら、社会として支えられるようになることを祈っております。
またBuranoとしても引き続き、頑張っていきたいと思います。